PCB:付着の手袋、誤って廃棄--中電岡山支社 /岡山
2010/09/24
ニュース
中国電力岡山支社は21日、電圧調整装置に含まれる微量のポリ塩化ビフェニール(PCB)が付着した手袋やビニールなどを誤って通常の産業廃棄物として廃棄した、と発表した。
廃棄したのは07年11月と08年9月の2回で、同社は「PCBの量は少なく、人体や周辺環境への影響はほぼ無い」としている。
同社によると、PCB含有の有無を調査するため電圧調整装置を調べたところ、装置の管理データが、調査段階で誤ってPCBを含有しない隣の装置のデータと入れ替わっていた。
同社は管理データが変わっていたことに気づかないまま、PCB含有の装置を扱った手袋や絶縁油などを外部の業者に通常の産廃として処理を委託した。
PCBは変圧器の絶縁体などに広く使われていたが毒性が強く、国内では72年までに製造、使用が原則禁止されている。
出典:毎日新聞社