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KYB、PCB処理システム開発へ-微生物酵素触媒を使用

2014/06/27

ニュース

 KYBは機器や設備由来の廃棄物に微量に含まれるポリ塩化ビフェニール(PCB)を処理するシステムの開発を始める。科学技術振興機構(JST)の産学共同実用化開発事業に採択された。PCBは2027年に完全処理が義務付けられている物質で、国内にもPCBを含む未処理の廃棄物が多く残っている。そこでPCBを分解する山形大学の微生物酵素触媒を使い、低コストで環境に優しいシステムの実用化を目指す。完成時期は非公表。

 高温で焼却する従来の処理方法では多くの二酸化炭素(CO2)が発生するほか、輸送できない廃棄物は処理できなかった。

 KYBは廃棄物からPCBを含む絶縁油などを取り出し、機器を洗浄し、微生物で油を分解するまでの一連のシステムを専用車両に架装する。このため廃棄物のある場所に処理システムごと移動して処理できる。

出典:日刊工業新聞

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