JFEエンジ、ごみ処理施設改良工事を110億円で受注
2013/08/20
ニュース
JFEエンジニアリングは19日、ごみ処理施設の改良工事を4件受注したと発表した。焼却炉やモーターなど主要機器を更新して施設を長持ちさせ、二酸化炭素(CO2)の排出量も3%以上削減する。受注額は合計で110億円。実績を重ねて他の老朽施設の改良工事の受注につなげる。
受注したのは新潟県十日町市、山梨県中央市、千葉県山武市、秋田県由利本荘市の4施設の改良工事。それぞれ稼働開始から15年以上が経過しており、老朽化などでごみの焼却能力が低下していた。機器の更新や改良で焼却能力を回復・向上させる。
廃棄物削減に向けた交付金制度に対応させた。施設の改良工事でCO2排出量を3%以上削減できるため、工事費の3分の1の金額が環境省から発注者の自治体などに交付される。同社は処理能力の向上や補助金対応での負担軽減を自治体などにアピールし、受注を重ねていく考え。
国内のごみ処理施設は約1200カ所で稼働しているが、半数は稼働開始から15年が経過しており、改良や更新への需要が高まっている。
出典:日本経済新聞