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<震災がれき>宮城の処分場で水漏れ…処理ずれ込む

2012/09/24

ニュース

 宮城県大和町の廃棄物最終処分場「小鶴沢(おづるさわ)処理場」で浸出水漏れが確認され、産業廃棄物の受け入れを停止していることが21日、わかった。県環境事業公社が運営する同処理場は、東日本大震災による災害廃棄物(がれき)の同県内の最終処理分計33万~34万トンのうち約20万トンの埋め立てを予定しており、受け入れ停止で処理計画がずれ込む可能性が高い。

 同処理場は、焼却灰の成分などが地下に染みこむのを防ぐゴムシートを敷いた「管理型」。同公社によると、埋め立て廃棄物からの浸出水を処理する施設で8月末、シート下部での浸出水が確認された。ただ、漏れ出た部分が分からないため、調査と修復工事のために今月10日から廃棄物の受け入れを停止。現時点では、工事完了まで約2カ月かかると見込んでいる。

 がれきの最終処分については、埋め立て開始の時期は決まっていなかったが、同県は県内の最終処分場を最大限活用して処理する方針。受け入れ停止期間が長引けば、がれきの焼却灰などの保管場所が不足する可能性もある。同公社は「早期復旧を図る」としている。

出典:毎日新聞

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