19年で9万本、不法投棄タイヤの撤去開始
2009/10/28
ニュース
北海道石狩市厚田区望来の民有地に長年放置されていた、約9万本の不法投棄廃タイヤの撤去作業が27日、始まった。
約700万円をかけ、11月20日頃までの撤去を目指す。
同市によると、タイヤの不法投棄は1991年頃から始まり、約2200平方メートルにわたって、土地の所有者に無断で不法に投棄されていた。
炭化による火災の発生も懸念されていたため、昨年から道や市が対策を検討し、今年7月に自治会などを含めた協議会を設立。協議の結果、日本自動車タイヤ協会の支援補助金や道の地域政策総合補助金を活用して撤去することが決まった。作業は民間業者に委託、回収した廃タイヤはチップ状にして、工場用燃料などに再利用するという。
石狩市ごみ対策課は「二度と不法投棄が起きないよう、他の地域も含めて監視していきたい」としている。
出典:読売新聞