鹿沼市と月島機械がバイオマス発電
2015/07/10
ニュース
栃木県鹿沼市とプラントメーカーの月島機械(東京都)、その子会社で産業廃棄物処理業のサンエコサーマル(鹿沼市)が官民共同で開発を進めてきたバイオマス(生物資源)発電所を同市上殿町の公共下水道黒川終末処理場に完成させた。
し尿や下水汚泥、食品残渣などを発酵処理し、その際に発生するバイオガスを発電に利用する。来年度以降は、サンエコサーマルが、飲食店や給食センターなどで発生する食品廃棄物を収集して、ガス発生資源を増強する。
年間発電量は、一般家庭約450世帯、160万キロワット時と想定、電力売却の収入は年間500万円を見込んでおり、20年間売電する予定。
このバイオマス発電により、温室効果ガスの削減やごみの減量、電力売却利益などが期待できる。