食用廃油をエコ燃料に ごみ収集業の石垣環研
2008/07/03
ニュース
精製装置を導入 CO2年間10トン削減可能
燃料価格の高騰を受け、燃料費の軽減とCO2の排出抑制につなげようと、石垣市内のごみ収集業者、石垣環研(有)(我喜屋隆代表)=石垣市平得=が 1日、食用廃油からエコ燃料を精製する装置を導入した。同社によると、事業所として同装置を導入するのは市内で初めて。我喜屋代表は「地球環境への取り組みと燃料費抑制の一石二鳥になるのではないか」と期待している。
同装置は、使用済み食用油から「バイオディーゼル」というエコ燃料を精製するもので、1日当たり200リットルの食用廃油から180リットルのエコ燃料をつくり出す能力がある。同社は関連会社を含め11台のディーゼル車を所有、1日平均150リットルの軽油を使用しているが、同装置がフル稼働すればエコ燃料で代替が可能となっている。