静岡県御前崎市 建設中のバイオガス発電施設から異臭
2018/02/09
ニュース
静岡県静岡市の太陽光発電会社「KOOKS」が同県御前崎市に建設中のバイオガス発電施設で異臭が発生し、御前崎市が同社に改善要求している。現場は民有地2,900㎡、出力370kw。食品廃棄物などを発酵させ、発生したガスで発電するという。稼働は2月中を予定している。
異臭発生の原因は、タンク内の発酵作用が想定を超え進行し、発酵物がタンクの外に溢れ出したことによるもの。同社は、タンク内の発酵作用を抑え、溢れ出た発酵物の回収を行っている。修復が完了するには、1週間から10日を要するという。
同施設の建設には、地元住民が反対運動を起こしており、同社が説明会を開くなどして対応していた。同社社長は、正常運転すれば、異臭は発生しないので、稼働しながら理解を得ていきたいとしている。