青森県外ケ浜町 ホタテ残渣処理施設の計画進まず
2018/02/13
ニュース
年間11,000tのホタテの漁獲量がある青森県外ヶ浜町は、ホタテの残渣処理施設の建設計画が進まず、処理に悩んでいる。これまでは、町内の焼却施設で処理する他に、隣接する中泊町の業者が残渣を堆肥化していたが、2018年度からは協力が得られなくなった。そこで、残渣の堆肥化施設の建設計画を策定したが、町の住民から悪臭などの懸念から反対運動が起こっている。
建設が予定されていたのは、蟹田地区の下水処理場隣接地。同町は、住民説明会を4回開催し、理解を求めたが一部の住民から反対意見が出たことから、着工のめどはたっていない。
また、県内で5割のホタテの漁獲量の平内町でも、焼却施設が老朽化しているが、新しい施設の建設の問題がコスト面などの問題で、とん挫している。
漁協関係者は、ホタテの残渣処理について対策を急ぎ、まずは住民の理解を得て、処分システムを確立していきたいとしている。