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鈴清社 廃棄物を肥料化した「魔法の肥」を使い、リサイクルループ構築

2017/01/13

ニュース

三重県鈴鹿市の廃棄物収集運搬・リサイクル事業を展開する鈴清社は、グループ企業と協力して、食品廃棄物を肥料に再生し、これらを使用して生産された野菜を販売している。

肥料の名前は「魔法の肥」といい、グループ会社のティーアンドエムが製造、販売を担当。この「魔法の肥」を使い生産した野菜をグループの飲食店「竜哉」に提供しているという。製法は独自のもので、素材は、エビやカニを中心とし、1年かけて製造されている。品質はオーガニック製品と同等で、農業関係者からも高い評価を得ている。

20年ほど前までは、同社は廃棄物の収集運搬を中心に行っていたが、資源再生の重要性を感じ、環境に配慮した活動を始めた。本年度、前社長が愛知県に飲食店の「竜哉」をオープンしたことから、廃棄物の回収から肥料再生、野菜の生産というリサイクルループ構築に成功した。

同社社長の前山氏は、「廃棄物の運搬だけでなく、環境に配慮した付加価値を付け、価格以外の面で勝負していきたい」とし、今後は「より多くのものを資源としてリサイクルし、最終的には、資源の100%活用を目指し、地域貢献を続けたい」と語っている。

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