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都市油田の活用を可能にするバイオマス・リサイクル燃料の実証実験を開始

2013/01/09

ニュース

 三重県のベンチャー企業、グローイングジャパン(本社:伊賀市、伊藤文社長)は、ボイラー用バイオマス・リサイクル燃料「New Energy Fuel(NEF)」を開発し、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の新エネルギーベンチャー技術革新事業の委託を受け、2012年7月から三重大学と共同で実証実験に取り組んでいる。

 グローイングジャパンが開発したバイオマス・リサイクル燃料は、使用後のてんぷら油等、廃食用油を回収し、独自の添加剤を用いて重油や灯油と混合させ、ボイラーやディーゼル発電機の燃料として再活用するというもの。経済性が高く、植物油を利用することからカーボンニュートラルなエコ燃料として注目を集めており、今回の実証実験を通じて実用性が実証されれば、地域循環型のバイオマス発電事業を立ち上げる予定だ。

 世界的な原油価格の高騰や東日本大震災以降の省エネ志向の高まりから、石油代替燃料に対する関心が高まっている。

 例えば、重油・灯油と水を乳化剤を用いて混合させたエマルジョン燃料、あるいは植物由来の油や廃食用油から作られるバイオ・ディーゼル燃料(軽油代替燃料)等がこれまで注目されたが、いずれも実用化の面で壁に突き当たっている。これらの代替燃料は、CO2を削減するという面ではメリットがあるものの、精製加工によりコスト高になったり、不純物が残存することによりエンジンの腐食や故障が発生することが問題となっていた。

 グローイングジャパンのボイラー用バイオマス・リサイクル燃料「NEF」は、こうした代替燃料のデメリットを解消するものとして期待されている。

出典:日経BPNET

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