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那珂川の県営処分場問題 不法投棄の汚染、対策工事を凍結

2009/12/10

ニュース

 町内に計画されている県営管理型産廃最終処分場に関連し、県が予定していた北沢地区の不法投棄物への汚染拡大未然防止対策工事が当面、凍結されることが9日、分かった。

 同日の定例町議会一般質問で大金伊一町長が「県から当面、工事を凍結する旨の連絡があった」と明らかにした。益子明美議員の質問に答えた。

 県は当初、不法投棄地をシートで覆う「表面被覆工」と「雨水排水路設置工」の二つを予定。

8月末から住民説明会を開いたが、盛土の流出など住民から影響を不安視する声が相次ぎ、10月中旬、既存の水路を活用した雨水排水路工のみを行う見直し案を提示していた。町も、住民の意見を踏まえ10、11月に2度、文書と口頭で県に慎重な検討を求める要望を行っていた。

 取材に対し、県馬頭処分場整備室は「工事は県と町の協定に基づくもので、住民の不安解消が目的。工事が不安を与えるのは本意ではない」と凍結の理由を説明。近く、広報誌で周知するという。

 定例町議会は8日開会し、8、9の両日は8人が一般質問した。本年度一般会計補正予算など14議案は10日提出される。

出典:下野新聞

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