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遠い不法投棄根絶 射水の里 住民監視効果も…

2010/03/16

ニュース

 家電や廃材 撤去量1日で1トン

 山間部や河川敷への不法投棄に悩む射水市。住民組織や市が独自に設けている監視員が目を光らせ、抑止に一定の効果を挙げているものの、悪質な投棄はやまない。根絶を願って十四日に住民らがパトロールを実施した。

 人通りがまばらな同市西部の水田。地面から約二・五メートル下の農業用水路に、子どもの歩行器やテレビ、旅行かばんなどが浮かぶ。パトロールに参加した住民たちは、ごみを水の中からも探し、大きな物はロープで引き上げる作業に追われた。

 大門地区の住民でつくる同地区環境衛生協議会は十四日、射水署や市と合同で不法投棄パトロールを実施した。計三十人が河川敷や林道を回り、テレビ、ソファなど一トン余りの投棄を確認、撤去した。

 原克己同協議会副会長(55)は「見えない場所でなら何をしてもいいという考えなのか。こんな活動をしなくてもいい社会になってほしい」と、表情を曇らせた。

 同協議会は約五十年前に設立された組織。最近は定期的なパトロールで不法投棄の監視に力を入れている。その効果もあり、市によると二〇〇六年度には五十二件だった不法投棄が〇八年度には三十一件と、減少傾向。

 しかし、自動車や、一トン余りのコンクリート廃材、約七十本ものタイヤをまとめて捨てるといった悪質な例は、後を絶たない。

 市は昨年、市民に呼び掛けて不法投棄監視員も創設し、パトロール体制を強化した。県警や県も、投棄した者を特定し、廃棄物処理法の適用など厳しい態度で臨む方針だ。

出典:中日新聞

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