道央道の土中に産廃 コンクリ片0・3トン不法投棄か 恵庭
2009/06/16
ニュース
【恵庭】東日本高速道路道支社は15日、道央道の千歳インターチェンジ(IC)-北広島IC間の高架橋の工事現場2カ所で、コンクリート片などの産業廃棄物が土中に投棄されていたと発表した。同支社は不法投棄の疑いがあるとして、関係業者から経緯を聞く一方、道と石狩支庁に連絡した。
同支社によると、産廃が投棄されていたのは恵庭市の漁川橋とルルマップ川橋の耐震補強工事現場。漁川橋の現場ではコンクリート片0・3トン、ルルマップ川橋からは、土のう3袋分に当たる廃プラスチックや塩化ビニール管などが見つかった。
今月8日、情報が工事の元請け業者に寄せられ、業者が事実を確認し、12日に同支社に報告した。産廃は工事の際に排出された可能性が高く、掘削した土を現場に埋め戻す際に一緒に埋められたとみられ、同支社は「原因を特定し、ほかに投棄がないか調査する」としている。
道内の高速道路では、昨年12月に道東道の占冠トンネル西工事現場でコンクリート塊などの廃材が見つかり今年3月に上川支庁が関係業者に原状回復を行政指導している。
出典:北海道新聞