近畿工業、産廃向け1軸破砕機に参入-大型タイプの受注体制整備
2009/08/20
ニュース
【姫路】近畿工業(兵庫県三木市、和田直哉社長、0794・82・0100)は、産業廃棄物を細かく破砕する1軸破砕機市場に参入する。「シュレッド・ワン」を完成した。
従来扱う2軸機に加え、破砕用ローターの大きさが直径360ミリ、長さ840ミリメートルの電動タイプ(1200万円)から同1080ミリ、同2000ミリメートルの油圧タイプ(8000万円)までの1軸破砕機の受注体制を整えた。年10台の受注を目指す。
1軸破砕機はローターを回転させ、ローターに取り付けた回転刃と本体に設置した固定刃をかみ合わせて廃棄物を切断する。固定刃とかみ合う回転刃が常に1個になるよう回転刃の配置を工夫し省エネ運転を実現したのが大きな特徴だ。
また、ローターの取り付けや廃棄物をローターに押しつけるプレッシャーなどに新構造を採用し、目詰まりなどによる動作不良を防止している。
出典:日刊工業新聞