農地に50トン不法投棄 50代の男逮捕 糸満
2009/07/30
ニュース
糸満市喜屋武の農地に、木材やコンクリート片など総量50トン以上とみられる産業廃棄物が繰り返し不法投棄されていたことが27日までに、関係者への取材で分かった。
糸満署は、他人の農地に不法投棄したとして、廃棄物処理法違反容疑で本島南部の50代の男をすでに逮捕しているほか、男に廃棄を委託していた与那原町の産業廃棄物処理業者の代表からも詳しく話を聴いており、共犯の可能性も含め調べている。
同署は今年1月ごろ、「廃棄物を荒れ地に捨てている」との情報提供を基に、捜査員が現場などで巡視や張り込みなどを続けていた。同署によると、男は今月7日、トラックの荷台に木材やコンクリート片など約7トンを載せて現場に訪れ、重機で穴を掘って廃材を埋めていたところを現行犯逮捕された。
捜査関係者によると、現場の農地には2~3年前から不法投棄が繰り返され、地面を埋め戻した跡が数カ所見つかったという。現場は集落の中心地から数百メートル離れた場所にあるサトウキビ畑に囲まれた農地で、トラックの出入りなどを見えにくくするように大きな岩が積まれている。
出典:沖縄タイムス