身延町の廃棄物処分場問題：岐阜県警、身延町議を書類送検 ＨＰで虚偽情報
2008/03/06
ニュース
身延町内で進む廃棄物最終処分場建設を巡り、インターネットのホームページ（ＨＰ）に虚偽の情報を記載し、岐阜県内の廃棄物処理業者の業務を妨害したとして、岐阜県警が芦沢健拓・身延町議（６１）を業務妨害容疑で、岐阜地検多治見支部に書類送検したことが分かった。
芦沢町議は処分場に反対する「みのぶ緑と清流を守る会」会長で、「掲載内容に誤りはない」と争う姿勢を示した。
調べでは、芦沢町議は同会のＨＰ上で、処理業者が建設した岐阜県内の最終処分場を取り上げ、「処分場下部の竹やぶは汚染され、黒く変色し、立ち枯れていた」など虚偽の情報を載せ、業務を妨害した疑い。
芦沢町議は「掲載の目的は業務妨害ではなく、処分場の実態を住民に伝えること」と主張。「今後も処分場建設阻止を目指して闘っていく」と話し、町議と同会会長を続けるという。
処理業者は「ＨＰ上に虚偽の情報が流れたため、取引業者から契約を解除された」と話し、芦沢町議らを相手取り、１億円以上の損害賠償を求める訴訟を近く、岐阜地裁に起こす方針。
