超ウラン廃棄物も処分場公募=法改正受け、市町村対象に-原環機構
2008/04/03
ニュース
原子力発電環境整備機構は2日、全国の市町村を対象に、使用済み核燃料を再処理する過程で生じる超ウラン元素(TRU)廃棄物の最終処分場建設候補地を選ぶための初期調査の公募を開始した。法改正に伴い、従来の高レベル放射性廃棄物に加え、TRU廃棄物の一部も新たに最終処分の対象となったため。
TRU廃棄物は燃料棒の末端部分など。放射性物質の半減期が長いものは、地下300メートルより深い地層で最終処分する必要がある。青森県六ケ所村での核燃料サイクル事業が今後本格化すれば、TRU廃棄物の発生が見込まれる。
高レベル放射性廃棄物の最終処分場は候補地選定のめどが立っていない。