豊島の産廃問題:県提案の「水洗浄処理」試験、委託業者2社を選定 /香川
2009/05/27
ニュース
豊島(土庄町)の産業廃棄物を処理する際の地下水汚染対策などを話し合う「第3回豊島処分地排水・地下水等対策検討会」が26日、高松市内であった。
産廃の下の汚染土壌8万7000トンについて、県が新たな処理方法として提案している「水洗浄処理」の試験を委託する業者に、神奈川県川崎市と秋田県大館市の2業者を選定した。3月にあった検討会で、計10業者から処理方法などのヒアリングを行っていた。
今後は、07、08年に県が調査した際にヒ素や鉛などの重金属の溶出量が基準値を超えていた豊島処分地掘削現場から、県廃棄物対策課などが試料を採取して分析。8~10月にかけて業者は試験を実施する。その結果を踏まえた第4回の検討会は、11月に開かれる予定。
出典:毎日新聞社