豊島の産廃問題:県側提示の09年度処理量、7万1560トン了承--管理委 /香川
2009/03/30
ニュース
豊島(土庄町)に不法投棄された産業廃棄物の処理方法を県に指導・助言する「豊島廃棄物等管理委員会」が28日、高松市内であった。県側が09年度の産廃処理量を7万1560トンとする処理計画を提示、了承された。
2月までの処理実績は累計で29万3878トン。08年度は初めて年間6万トンを超えたが、計画量の88%と遅れ気味だ。
このため県は、溶融処理と合わせて、有害物質の含有量が少ない「仮置き土」の焼却処理▽産廃の下の汚染土壌の水洗浄処理--などで、12年度末までに処理を終えたいとしている。
しかし、2月に処理を始めた焼却炉の1日当たりの平均処理量は19・8トンで計画の24トンより少ない。
水洗浄処理については、5月26日の豊島処分地排水・地下水等対策検討会で試験業者を選定すると報告。11年度からの実施を探るが、そのためには豊島住民側との調停条項の変更が必要となる。
出展:毎日新聞