豊島の産廃問題:前回積み残し分の汚染土壌搬出を再開 /香川
2013/11/05
ニュース
県は3日、豊島(てしま)(土庄町)に不法投棄された産業廃棄物直下の汚染土壌をセメント原料化するための搬出作業を再開した。前回搬出時(3〜5月)の積み残し分の汚染土壌約340トンを積んだ輸送船が三菱マテリアル九州工場(福岡県苅田町)へ向け出港した。
島西部にある処分地では、県職員や住民らが見守る中、一角にある汚染土壌の積み替え施設から、先月末に完成したベルトコンベヤー(全長約130メートル)で、約4時間かけて桟橋に停泊する輸送船に積んだ。出港した輸送船は、5日朝には福岡県内の港に到着する予定。
県の処理計画では、今年度中に計約7440トンをセメント原料化する予定だが、台風などの影響で掘削予定地に水たまりができており、掘削再開は来年1月以降となる見通し。残り約3540トンを処理できるかは微妙な状況となっている。
出典:毎日新聞