解体工事の産廃 不法に保管容疑 県警、業者を逮捕
2009/11/13
ニュース
大量の産業廃棄物を不法に保管していたとして、県警環境犯罪課などは十二日、廃棄物処理法違反(改善命令違反)の疑いで、東京都葛飾区宝町二、会社経営大城広光(56)を逮捕した。
逮捕容疑では、解体工事会社を経営する大城容疑者は、千葉、東京などで行った解体工事で出た廃棄物を、自分が借りた鎌ケ谷市中沢の約八百平方メートルの土地に約千立方メートルを不法に保管。二〇〇七年二月に県から改善命令を受けたものの、期限内に命令に従わなかったとされる。
同課によると、大城容疑者は〇三年秋に土地を借り、直後から廃棄物の保管を始めた。県では命令の前後に約三十回にわたり指導をしたが、同容疑者は従わなかったという。現在では船橋市内の別の土地にも、廃棄物約六百四十立方メートルを保管しているという。
同容疑者は容疑を認め、「処分代金がなく(別の場所に)搬出できなかった」などと供述しているという。
出典:東京新聞