行政代執行:地下水の浄化を 北区・産廃から流出 /岡山
2009/11/28
ニュース
岡山市議会環境消防水道委員会が26日あり、北区下足守に不法投棄された産業廃棄物約3万立方メートルから流出する有害物質を含む地下水の浄化を、行政代執行によって行うことが報告された。
産業廃棄物対策課によると、北区の産廃収集運搬業者は05年10月~07年1月、県外から受け入れた廃プラスチックやがれきなどを不法投棄した。
同5月の調査で、産廃からしみ出る水から、ヒ素やフッ素など基準値の1・5~10倍の有害物質4種を検出。市は廃棄物処理法に基づき、08年12月までに産廃を撤去するよう措置命令を出したが、業者が拒否したため、行政代執行で有害物質を分解する壁の設置を決めた。健康被害はないという。
費用約2700万円は廃棄物の排出業者などが負担する。
出典:毎日新聞社