英国の生活ごみ数百トン、中国が受け入れ拒否で足止め―中国メディア
2012/11/15
ニュース
2012年11月13日、環球時報によると、英国が中国で処理することになっていた生活ごみ数百トンが、中国側の拒否により足止めされていることが分かった。英紙デイリー・テレグラフは「英環境当局は解決策が見つからず頭を抱えている。英国民は間もなく道端に積まれたごみに悩まされるだろう」と伝えた。
同紙によると、増え続ける生活ごみの処理に悩む英国はここ数年、アジア地域にごみを「輸出」することで解決を先送りしてきた。今年だけでコンテナ17個分、約420トンの生活ごみをはるばるアジアまで運び、うち7割は中国に持ち込まれたとみられている。これに対し、中国側は「これ以上は受け入れられない」と拒否。ごみを積んだ船は英国への帰国を余儀なくされたという。
中国では06年、外国からの廃棄物を処理して利益を得る「ごみ村」の報道が波紋を呼んだ。英政府の調査によると、中国から英国へ生活用品を載せて航行した貨物船が、復路は英国の廃棄物を満載して中国へ。英国から中国へ運ばれる廃棄物は年間200万トンにも達したとみられ、その後中国当局がごみの横流し摘発を強化していた。
出典:livedoorニュース