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“船の墓場”撤去作業始まる 東京・羽田沖

2008/03/18

ニュース

 1カ所に45隻の不法係留船や廃棄船、大量の廃棄物が集積されている羽田空港西側の東京湾内で、東京都は18日、行政代執行による強制撤去を始めた。「船舶を修理している」と主張する60代の男性が、廃材で小屋を組み上げて7年半近く占拠している場所で、地元では“船の墓場”と呼ばれている。撤去作業は21日まで続けられる見通し。

 この日の行政代執行は約50人態勢で行われ、クレーン車を使うなどして、“海上のごみ屋敷”といった様相の小屋の撤去作業が続いた。現場周辺では、不測の事態に備えて警察官も警備に当たった。

 都港湾局によると、男性は、船舶を沈めたりロープでくくりつけたりして公共水域を不法に占用。都は男性に船などの撤去を再三求めたが応じないため、「周辺環境に悪影響を与えて、台風時には船舶が流れて航路を妨害する恐れがある」として、強制撤去に踏み切った。撤去費用は男性に請求する。

 男性が不法係留していた船は、故障や老朽化したものばかり。所有者が男性に預けたことになっているが、実際は正規の手続きをとらないヤミ処分。元の所有者が分からず、地元住民からは「(東京湾が)多摩川の不法係留船の逃げ場になっている」という指摘する声が根強かった。

 また、男性はかつて30~40匹の犬を放し飼いにしていたことも。昨年夏以降、大半は保健所に保護されたが、数匹が空港外周の浅瀬伝いに滑走路外側の砂浜に住みつき、取り残されていたという。

 現場は航空会社の格納庫が並ぶ海老取川河口付近。対岸に埋め立て地の昭和島、京浜島があり、周辺水域は運河のようになっている。

 男性は、平成12年10月ごろまで、今回の場所から500~600メートル上流の呑川川岸を不法占拠していたことがある。このときも、都が行政代執行で廃棄物などを撤去している。

 男性は行政代執行が始まると、報道陣の前に姿を現し、「多摩川でもどこでも(船の係留の)また貸しはあった。犬は全部殺された。1匹もいない」などと話した。

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