能代産廃、業者へ許可「不適切」 斉藤市長、住民におわび
2009/09/22
ニュース
県による汚水処理が続けられている旧能代産業廃棄物処理センター(能代市浅内、1998年破産)が操業2年後の82年、センターの元経営者に一般廃棄物処分業の許可を与えたことについて能代市は19日、「元経営者が当時、廃棄物処理法違反で摘発されており、それを十分審査せず許可した事務は不適切だった」との認識を示した。浅内地区住民らを対象に開いた懇談会で述べた。
市は従来、市議会の答弁で「許可事務は適切さを欠いていた」などとしてきたが、書類が残っていないことなどを理由に体系的な説明ができずにいた。住民から「市の責任を整理して伝えてほしい」と求められ、約1年かけて問題点を整理していた。
斉藤滋宣市長は懇談会で「非は非として認め、おわびする。今後はできる限りの対応をしていきたい」と述べた。
出典:さきがけon The Web