紙おむつ 固形燃料に 北海道内初 富良野など4市町村
2013/09/03
ニュース
富良野市と近隣3町村は使用済み紙おむつや生理用品、ペットシートなど衛生ごみの再資源化を進める。紙おむつの再資源化は道内初という。2日、固形燃料化の実証試験が報道機関に公開された。使用済み紙おむつなどは水分が多く焼却炉を傷めやすい中で、老人用おむつは高齢化で増加、取り組みは注目を集めそうだ。
再資源化に取り組むのは、富良野、中富良野、南富良野、占冠の4市町村。廃棄物処分業の北清ふらの(富良野市)に委託し、同社が7月下旬から紙おむつ燃料化装置を5千万円で導入した。
2日の公開試験では装置に衛生用品ごみをポリ袋ごと投入、ごみは約90度の高温で2時間滅菌、細かく刻まれて最終的にペレット状になった。
4市町村は本年度、再資源化実証試験委託費に336万円を計上。来年2月までの試験でペレットの成形や減菌処理の状況などを踏まえ、2015年度に事業化。ペレットは固形燃料として販売を検討している。
出典:北海道新聞