紀の川の産廃不法投棄:会社役員に実刑--地裁判決 /和歌山
2012/09/26
ニュース
紀の川市の京奈和自動車道建設予定地に産業廃棄物を捨てたとして会社役員らが廃棄物処理法違反(不法投棄)の罪などに問われた事件で、和歌山地裁(柴山智裁判長)は24日、和歌山市木ノ本、会社役員、北野雅夫被告(72)に懲役4年、罰金501万円(求刑・懲役5年、罰金501万円)、同市栄谷、会社員、駒澤秀樹被告(50)に懲役1年6月、執行猶予4年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。
判決によると、2人は共謀し10年10月、紀の川市粉河の京奈和自動車道紀北東道道路用地で産業廃棄物約573トンを従業員らに埋めさせるなどした。
両被告は不法投棄を指示していないと主張していたが、柴山裁判長は「首謀者は北野被告で、駒澤被告も重要な役割を担ったことは明らか」と指摘した。
出典:毎日新聞