積水ハウス、住宅解体時に発生する廃棄物のリサイクルに着手
2009/07/07
ニュース
積水ハウスは住宅の解体時に発生する廃棄物のリサイクル実験に乗り出す。
8月に茨城県古河市の資源循環センターで解体廃棄物の分別ルールや廃棄物回収システムを構築するための実験を始め、早期の本格運用を目指す。
同社はすでに生産、施工、メンテナンス、リフォームの4分野で廃棄物の単純焼却や埋め立てを行わない「ゼロエミッション」を達成している。解体現場を加えることで、ゼロエミッション体制を完成させる。
リサイクルの対象となる住宅は、廃棄物処理法の広域認定制度の枠組みにより、積水ハウスが建築した建物のみ。同社の住宅受注のうち約35%が建て替えによるもので、建て替え時に解体した建物のうち、同社が建築した住宅の解体廃棄物をリサイクルする。
実験内容は廃棄物を80品目に分類、再資源化するため、解体現場と資源循環センターでの分別方法や回収ルールを決める。
出典:日刊工業新聞