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福岡をレアメタル回収拠点に、県と大牟田市が技術開発へ

2009/01/05

ニュース

 デジタルカメラや音楽プレーヤーに隠れている「宝物」をリサイクル――。福岡県と大牟田市は来年1月、使用済み小型家電を効率よく回収し、レアメタル(希少金属)を抽出する技術開発に乗り出す。

 レアメタルはハイテク製品の製造に欠かせず、関係者は「将来は福岡をレアメタル・リサイクルの拠点に」と意気込んでいる。

 日本は世界のレアメタルの1~2割を使用する消費大国。しかし、一つの製品に使われている量は少なく、多くが一般廃棄物扱いされている。一方で、価格の高騰、安定供給への不安があり、経済産業、環境両省はリサイクルを進める方針を決定。リサイクル業者が集積する福岡県は今月、秋田県、茨城県とともにモデル地域に選ばれた。

 計画によると、大牟田市で来年1月18日から、市役所、公民館など計約30か所に回収ボックスを設置。デジタルカメラや音楽プレーヤー、携帯電話など13種類を回収する。その後、市内の精錬所と佐賀大などが連携し、含まれるレアメタルの種類や量を分析、無駄なく取り出す技術を開発する。

 レアメタルのリサイクル事業化に向けては、北九州市もソニーと実証実験を始めているが、大牟田市では抽出技術に加え、製品の回収率を高める点を重視。福岡県は今後2年余かけてリサイクル方法・技術を確立し、2011年度から事業化を図りたい考えだ。

 レアメタルを含む日本の小型家電はアジア圏にも多く流通している。滝下英敏・県循環型社会推進課長は「将来は東アジアや西日本一帯から製品を回収し、リサイクルするシステムを築き上げたい」と話している。

出典:読売新聞


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