神戸市沖ダイオキシン 姫路業者分も基準超
2014/07/26
ニュース
滋賀県高島市などが基準値を超えるダイオキシン類を含むばいじんを神戸市沖の埋め立て処分場に搬入していた問題で、処分場を運営する大阪湾広域臨海環境整備センター(大阪市)は25日、姫路市の産業廃棄物処理業者が搬入したばいじんからも基準値の2・7倍にあたるダイオキシン類が検出されたと発表した。センターは、23日付で業者を搬入停止処分にした。
高島市などの問題を受け、センターが6月以降、民間も含め廃棄物排出事業者に行っている抜き打ち検査で発覚。業者が6月に持ち込んだばいじん8トンから、最大8ナノ・グラムのダイオキシン類が検出された。センターは「健康や環境には影響ない」としている。
4月にセンターへ提出された検査結果では基準値を下回っており、業者は「5月に焼却施設の工事を行った際、たまっていたすすが廃棄物と混ざった可能性がある」と話しているという。
廃棄物はいったん姫路市の姫路基地に運ばれており、センターは今後、基地周辺の大気などの調査を行うとともに、原因を究明する。
出典:読売新聞