社会貢献の花、世界で咲け 滋賀県立大生グループ、コンペ優勝
2013/07/29
ニュース
滋賀県立大(彦根市)の学生グループ「廃棄物バスターズ」がこのほど、全国大学生の社会貢献ビジネスコンペで再生プランターのリース事業について発表して優勝を飾った。県内の障害者と協力し、ペットボトルのキャップを再利用したプランターを花植えにしてリースする活動が評価され、9月末にメキシコである世界大会に日本代表として出場する。
廃棄物バスターズは、工学部の徳満勝久教授(51)が指導する有機複合材料研究室の22人が所属。キャップを原料に開発したプランター普及に向け、大津市などの知的障害者作業所とキャップ回収で連携。2年前からは作業所員がプランターに花を植えてリースを始めた。
今年6月までの1年間に西日本高速道路や県内6社に250セットを納入し、約150万円を売り上げた。
7月初めの全国大会は17大学が参加した。廃棄物バスターズは代表の大学院修士1年竹村翔太さん(22)ら4人が事業モデルや活動実績を発表し、3度目の挑戦で初優勝した。竹村さんは「先輩の活動を引き継いでの優勝でうれしい」と話す。
37カ国代表が出場する世界大会は9月29日からメキシコ・カンクン市で開かれる。竹村さんは「世界という大きな舞台でアピールしたい」と意気込んでいる。
出典:京都新聞