硫酸ピッチ問題 土砂撤去に着手 道が行政代執行
2009/12/17
ニュース
市内の私有地に有害物質の硫酸ピッチが不法投棄されている問題で、道は16日、硫酸ピッチがしみこんだ土砂の撤去作業に着手した。
廃棄物処理法に基づく行政代執行で、撤去するのは土砂約210トン。費用約1500万円。
道は2004年、放置されたドラム缶約150本を硫酸ピッチと確認。中身が漏れたため06年にドラム缶を撤去、土砂を樹脂製の袋に入れた。所有者は特定できていない。
16日には、最初の段階として約70トン分を新しい袋に詰め替えた。月内に石狩市の産業廃棄物処理会社に運び、来年3月末までに焼却する。
硫酸ピッチは軽油密造の際に発生、水と反応すると有毒な亜硫酸ガスを出す。
出典:どうしんWeb