県産廃処分場計画:候補地で透水実験を公開 地元住民から反発も /鹿児島
2008/04/22
ニュース
産業廃棄物の管理型最終処分場候補地になっている薩摩川内市川長野町の採石場跡地で20日、県が地盤の透水性を調べる静水圧透水実験を行い、地元住民らにも公開された。
県環境生活部が「ここの岩盤は安山岩で、管理型処分場として十分な強度がある。今回は岩盤中への水の浸透量を調べます」と説明。追加ボーリング調査中の2カ所の透水実験を始めた。係員たちは角度60度で掘削した深さ30メートルのボーリングの穴に、タンクから水を注入して水圧(静水圧)をかけていった。
処分場建設に反対している地元住民ら約60人が実験を見守ったが「測定機材の検査済証はあるのか」「県の説明が十分でなく、信頼できない」などと反発し、係員に詰め寄る場面も見られた。