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町有地に産廃不法投棄か 塩谷町が掘削調査へ 栃木

2012/10/10

ニュース

 ■住民ら県に対策求め要望書

 塩谷町船生の町有地に産業廃棄物が不法投棄されているとして、周辺住民らで組織する「塩谷町の自然を守る会」(斎藤国一代表)は9日、大田原市の県北環境森林事務所に調査や対策を求める要望書を提出した。不法投棄疑惑は町議会で取り上げられて表面化。同町でも実態解明に向けて本格的な調査に乗り出す方針を固めた。早ければ、月内にも掘削して投棄物の内容を確認する方向で検討を進めている。

 この町有地は同町船生の天頂地区にあり、町が工業団地用地として購入。そのうち約3千平方メートルを公共工事で出る残土の仮置き場として認めていた。

 しかし、守る会は数年前から「残土以外のコンクリート片や住宅廃材などの産業廃棄物が運び込まれている」と指摘。その量は約2万5千立方メートルと推定している。また、町有地にある沢の水は、川に流れて農業用水などに利用しているため「影響が心配される」として、早急な対策を求めてきた。

 9月の町議会で取り上げられたが、町側は残土を搬入した業者や搬入期間などについて「記録は一切ない」と答えるなど、管理体制のずさんさが浮き彫りになっていた。

 同会からの要望書を受け、県環境対策課は「町が残土を一定期間保管するのは問題はないが、産業廃棄物が持ち込まれているなら話は別だ」などとして、近く町から事情を聴き、事実を確認する方針。

 見形和久町長は「町でも事実関係を確認している段階だが、住民からの要望もあり、町有地を掘削するなどして本格的な実態解明を進めたい」と話した。

出典:産経新聞

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