産廃:トンネル掘ったら、大量に 東北新幹線・延伸工事で--青森の2カ所
2009/03/02
ニュース
鉄道・運輸機構東北新幹線建設局(盛岡市)が発注する東北新幹線八戸-新青森駅間の延伸工事で、昨年からわずか半年余りの間に、青森県内の2カ所の工事現場から大量の産業廃棄物が掘り出されていたことが分かった。
県環境政策課によると、昨年9月、八戸市の「高館トンネル」工事現場で、コンクリートのがれきや金属くずが次々と見つかった。現場の土砂約900立方メートルのうち、2~3割が産廃だったという。今年4月には約70キロ離れた青森市の「雲谷平トンネル」の現場からもプラスチックや木くずの産廃約1300トンが見つかった。いずれも生活環境に影響はないという。
同課は「八戸の方は分からないが、青森の方は80年ごろに産廃の捨て場所になっていたという複数の証言がある」と話している。産廃は今後、同機構が処分する方針。
出典:毎日新聞