産廃17トン不法投棄疑い3人逮捕 坂井・三国 県警など
2011/06/06
ニュース
坂井市三国町の山中の空き地に産業廃棄物の燃え殻など約17トンを不法投棄したなどとして、福井南、あわら、坂井西署と福井県警生活環境課の合同捜査本部は4日までに、廃棄物処理法違反の疑いで福井市帆谷町の産廃中間処理業「シスト興業」社長、吉村章一(66)=同市大町、坂井市三国町陣ケ岡、運転手高島進(50)、あわら市自由ケ丘2丁目、同陶山美津夫(54)の3容疑者を逮捕した。
吉村容疑者の逮捕容疑は6月3日、産廃処理で出た燃え殻など約17トンを最終処分場で処理せず、産廃処理業の許可を持たない高島、陶山両容疑者に処分を委託した疑い。
高島、陶山両容疑者の逮捕容疑は同日、坂井市三国町梶の山中の空き地に不法投棄した疑い。
同課によると高島、陶山両容疑者が3日、山中の空き地で燃え殻を重機でならしているところを、捜査員が現行犯逮捕した。調べで吉村容疑者の関与が分かり、同容疑者を4日に逮捕した。周辺には民家などはない。
合同捜査本部は4日、福井市帆谷町にあるシスト興業の焼却施設を家宅捜索し、資料など40点を押収。3容疑者の自宅も家宅捜索した。
合同捜査本部は春先に不法投棄の情報があり調べていた。動機や別の場所に不法投棄していないかなども調べる。シスト興業は1990年に産廃焼却施設として県の許可を得た。木材や廃棄プラスチックなどを処理していたという。
出典:福井新聞