産廃違法処理新たに6施設 大阪府が改善勧告
2008/06/27
ニュース
大阪府立の4つの病院が産業廃棄物を違法処理していた問題を受け、府が実施した立ち入り検査で、新たに市立病院など6施設が汚泥を一般ごみとして処理していたことが27日、分かった。府は同日、6施設に対して、廃棄物処理法に基づく改善勧告を行った。
勧告を受けたのは、泉大津市立病院▽和泉市立病院▽府南部家畜保健衛生所病性鑑定室(藤井寺市)▽貝塚市立貝塚病院▽柏原市立柏原病院▽岸和田市立岸和田市民病院。
6施設は、廃棄物処理法で定められている処理委託契約を業者と結ばず、排出事業者に交付が義務づけられている産業廃棄物管理票(マニフェスト)も交付していなかった。府は6施設から文書で報告を受けた後、立ち入り検査をして改善内容を確認する。
今年3月、府立急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)が汚泥などの産業廃棄物を30年以上にわたって一般ごみとして処理していたことが発覚、府は所管する国公立病院と府立の試験研究機関計32施設に立ち入り検査を実施していた。