産廃無許可処分:神戸・市街化調整区域で 容疑の3社捜索 /兵庫
2011/06/28
ニュース
無許可で産業廃棄物を処分した疑いが強まったとして、県警生活環境課などは27日、廃棄物処理法違反容疑で神戸市西区櫨谷町寺谷、産廃収集運搬業「小瀧建設」など3社を捜索した。
捜索容疑は、3社は4月6日から26日ごろにかけて、11回に渡り同市内の解体工事現場から出たコンクリートなどの産廃を敷地内で許可を受けずに処分したとされる。
同課によると、3社とも小瀧建設の元代表の男性(59)が実質的に経営しているとみられ、少なくとも02年ごろから産廃の破砕処分を行っていた疑いがあるという。現場は都市計画法に基づく市街化調整区域に指定されているため、産廃処理業の許可は下りない。
市は08年ごろから数回、廃棄物処理法に基づく破砕処分の中止を指導していたが、従わなかったという。
現場には処理前後とみられるコンクリート片などが、敷地(約1万平方メートル)の斜面に高さ15メートル以上にわたって積み上げられていた。
出典:毎日新聞社