産廃業者を書類送検
2012/10/24
ニュース
廃棄物の流出防止対策命令に従わなかったとして、県警生活環境課などは22日、四日市市大矢知町の有限会社「川越建材興業」と、同社の女性役員(74)=同市天カ須賀=を、廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反(措置命令違反)容疑で津地検四日市支部に書類送検し、発表した。
同課によると、役員は「処理しようと思っていたが、費用が無かった」と容疑を認めているという。同社と役員は、同町の事業所約9万4千平方メートルに山積みにしていた廃プラスチックやコンクリ破片などの廃棄物に対し、県知事から2008年12月30日までに流出防止策をとるよう措置命令を受けたが、従わなかった疑いがある。
県などによると、同社は数年にわたりこれまで約262万立方メートルの産業廃棄物を投棄したとされ、その量は国内最大規模になるという。県は今年2月27日に四日市北署に告発し、9月には、行政代執行に入ることが発表されている。
出典:朝日新聞