産廃投棄:ため池に 漬物業者が十数年 宇城市が改善指導 /熊本
2013/06/16
ニュース
宇城市豊野町で漬物を作っている自営業者が十数年にわたって産業廃棄物を近くの鐙(あぶみ)ケ池に捨てていた疑いがあり、市が今年に入り投棄しないよう改善指導していたことが市への取材で分かった。業者は投棄を認め「今年に入ってから捨てていない」と話している。
現場はブラックバスなどを目当てにした釣り人が多い自然豊かなため池。取材に対し業者はにんじんや大根の皮など、漬物を作る際に出た産業廃棄物を十数年にわたり捨てていたことを認めた。近所の男性によると、昨年9月ごろ、水が引き清掃作業をした際、野菜の皮などがヘドロ状に膝下までたまり、異臭を放っていたという。
市によると、「漬物の残りを捨てている。水が汚い」と今年に入って相談があり改善指導した。その後、廃棄している様子はないという。水が引く夏過ぎに現地の状況を見て、必要があれば水質検査などの調査をする方針。
出典:毎日新聞