産廃処理工場の火災で県が行政処分を検討
2013/12/06
ニュース
今月2日、臼杵市野津町で起きた工場火災で県が業者に対し、操業停止を含めた行政処分を検討していることが分かりました。2日、臼杵市野津町の産業廃棄物処理工場「リマテック」九州工場から出火し、鉄骨平屋建ての施設が全焼。タンクローリー7台が炎上しました。警察は廃油タンク近くにある、ろ過装置で化学反応が起き、水素が発生し、何らかの原因で引火したと見て調べています。廃棄物処理施設の認可を行う県も火災翌日に立ち入り調査を実施し、施設に構造上の欠陥がなかったか、また周辺の環境に影響を与えていないかについて調べを進めています。調査の結果、廃棄物処理法に反する点が確認された場合、県は業者に対し、操業停止を含めた行政処分を検討しています。この工場では16年前にも従業員1人が死亡する爆発火災があり、当時、住民と業者の間で再発防止に関する協定が交わされました。近く臼杵市を交えた三者で今後の対応を協議することにしています。
出典:大分放送ニュース