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産廃処分場 安全監視委員会が視察

2012/09/01

ニュース

鹿児島県が薩摩川内市に建設を進めている産業廃棄物処分場、「エコパークかごしま」を31日、地元住民や有識者などでつくる安全監視員会が現場を訪れ、初めて工事の進捗状況などを視察した。

視察したのは、地元の4つの自治会や大学教授などの有識者でつくるエコパークかごしま安全監視委員会のメンバー。エコパークかごしまは、県が薩摩川内市に建設を進めている産業廃棄物の管理型最終処分場。県内には管理型の最終処分場はなく宮崎や熊本など、県外で処分しているのが現状。そのため県では、“産業廃棄物は出された都道府県内で処分する”という原則に基づき、建設を進めている。

メンバーらは、くぼ地の上やくぼ地の底から工事の進捗状況を視察。県の環境整備公社の担当者から地下水などを排水する施設の仕組みや、工事などで出た濁った水を処理する設備などについての説明を受けた。平田登基男委員長は、「非常に丁寧に施工している印象を受けた」と話した。

建設を巡っては、安全性に疑問を持ち建設に反対する住民らと県側との対立が続いている。現場周辺には同日も反対住民らが訪れ、建設の反対を訴えていた。エコパークかごしまの工事の進捗状況は、先月末現在で15%。平成25年度中の稼働を目指している。

出典:KYT鹿児島読売テレビ

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