産廃処分場 きょう稼働/高知
2011/10/01
ニュース
県などが建設していた産業廃棄物用の屋根付き管理型最終処分場「エコサイクルセンター」(日高村本村)が完成し、1日から開業する。
総事業費は約44億円で、収容能力は約11万立方メートル。これまで県内10か所の最終処理場で埋め立てられず、県外に運ばれていたアスベスト(石綿)や石膏(せっこう)ボードなどの産業廃棄物を年間約6000トン収容でき、20年間の稼働を見込んでいる。
1993年の建設計画発表後、建設予定地の変更や村長のリコール運動などの混乱があり、2003年には住民投票を実施。賛成多数となって受け入れた経緯がある。07年10月に着工し、今年9月に完成。併設される医療廃棄物処理施設は高知市の「県医療廃棄物処理センター」を移設し、年間約5000キロ・リットルを受け入れる。
運営する「エコサイクル高知」(理事長・十河清副知事)は「安心、安全に心がけ、地域の信頼を得る施設にする」としている。
出典:読売新聞