産廃不法投棄:容疑で北区の業者告発--市 /岡山
2010/09/11
ニュース
北区下足守に産業廃棄物が不法投棄された問題で、岡山市は9日、同区下足守の産廃処理会社「河童総業」と河合肇社長(67)を廃棄物処理法違反容疑で岡山西署に告発した。
市によると、市は08年3月、不法投棄した産廃約3万立方メートルを撤去するよう命じたが、同社は従わなかったという。現場立ち入りも妨害した。
不法投棄は07年に発覚。現場から、ヒ素など有害物質が環境基準の1・5~10倍の濃度で検出。市は今年2月、産廃排出業者や関係者から約2700万円を集め、有害物質を浄化する透過性反応壁を設置。8月の水質調査では、基準値を満たしていたという。
この不法投棄を巡っては、関係者14人が逮捕されて有罪判決を受けた。市産業廃棄物対策課は「反省もなく悪質。引き続き産廃の撤去を求めたい」としている。
出典:毎日新聞社