産廃不法投棄の業者へ改善命令
2011/04/27
ニュース
福井市内の家屋解体業者が丸岡町長畝に産業廃棄物を不法投棄したとして、坂井健康福祉センターは26日、業者に対し5月15日までに適正処理するよう改善命令を出した。不法投棄の時期や産廃の量を10日までに文書で報告することも求めた。
同センターによると、業者は最終処分場としての許可を受けずに、長畝にある自社産廃焼却施設の敷地内に縦約7メートル、横11メートル、深さ2メートルの穴を掘り、産廃を捨てていたという。産廃は遮水シートで囲んだ管理型処分場で処分しなければならない建築廃材の燃えがら。主に木くずで、プラスチックや金属が含まれている。
同センターが9日、月例の立ち入り調査を行い確認。その場で口頭指導し、16日には文書で改善勧告も行ったが、センターによると、業者は不法投棄した産廃のごく一部約22トンを県産廃処理公社に運んだだけだったため、改善命令に踏み切った。敷地内に埋め立てた燃えがらをすべて掘り起こし、産廃処理基準に従って適正に処理するよう指示している。
出典:福井新聞