生ごみ処理機で発煙事故、日立子会社が4万台超リコール
2010/05/20
ニュース
経済産業省は19日、日立製作所子会社の日立アプライアンス(東京・港)が販売した家庭用の生ごみ処理機の不具合で発煙・発火事故が計2件起きたと発表した。
同社は同日、5機種計4万8449台(2003年2月~08年11月製造)をリコール(回収・無償修理)することを決めた。
日立側から供給を受け、類似機種を販売したフジ医療器(大阪市)も同日、1機種1237台(04年11月~06年9月製造)のリコールを決めた。
同省によると、処理機は日立多賀テクノロジー(茨城県日立市)が製造。08年8月に滋賀県で煙が出たほか、同年12月には神奈川県で発火するトラブルがあったが、いずれもけが人はなかった。
同省が調べたところ、貝殻など硬めの物体を入れてかき混ぜると、処理槽に穴が開き、生ごみが漏れることが判明。脱臭装置のヒーターに生ごみが触れると、発煙・発火する恐れがあるという。
出典:日本経済新聞