環境省、分別解体の徹底を通知 アスベスト混入で
2010/09/10
ニュース
埼玉県などで建物を解体した廃材を再利用した砂利「再生砕石」に、人体に有害なアスベスト(石綿)が混入していた問題で、環境、国土交通、厚生労働の3省は9日、解体工事の業界団体に、建設リサイクル法などの法令を順守し、適切な分別解体を徹底するよう通知した。
また、環境省は各都道府県、政令市に対し、解体現場や廃棄物処理施設を立ち入り検査し、アスベストが混入した廃材が再利用されていないかなどを調べ、報告するよう求めた。
建設リサイクル法では、廃材を再利用する際、有害物質が含まれている廃材は分別し、解体するよう義務付けている。
環境省産業廃棄物1429件課は「解体されてしまうと、有害物質が含まれていても見分けがつかない。まずは解体現場での分別の徹底が必要」と呼び掛けた。
出典:47NEWS