環境省 廃棄物焼却炉の余熱活用を補助
2017/06/26
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環境省は、廃棄物を焼却する際に発生する熱や電気を活用する取組を2017年度に4億円をかけ、支援する。補助の対象は、焼却炉を保有する全国の市区町村、廃棄物処理業者など。事業は2020年度までの予定。
補助されるのは、焼却炉から発生した熱や電気を、周辺の工場などに送る導線を整備する費用や使用可能な余熱量や事業の採算性を試算する費用など。また、2017年度、5億5000万円をかけ、中小規模の廃棄物処理施設での、廃棄物から排出されるエネルギーの高効率な活用技術評価や検証を行う他、プラントメーカーと自治体などが連携する取り組みを支援する。検証は、生ごみをメタン発酵する技術や廃プラスチックをガス化するなどの技術について。
同省は、廃棄物処理に伴うエネルギーを活用することで、二酸化炭素排出量を削減し温暖化対策にしたいとしている。