焼却炉停止受け、ごみ処分業務を横浜市と委託契約/葉山
2010/12/16
ニュース
葉山町堀内のごみ497件焼却施設「葉山町クリーンセンター」の放流水から排出基準値を超えるダイオキシン類が検出され、焼却炉の運転を停止している問題で、町は15日までに、家庭ごみの焼却処分業務の委託契約を横浜市と結んだ。
町によると、14日付で委託契約を結び、15日から市資源循環局金沢工場(金沢区)に運搬を開始した。焼却炉の運転再開まで少なくとも2カ月程度かかるため、委託契約期間は2月14日までとしている。
焼却処分にかかる費用は1キロ当たり約29円で、1日につき約25トンを限度に受け入れてもらう。1日当たり約30トンの燃えるごみ497件が集まるため、残りは外部委託で対応する。金沢工場までの運搬については、1トン当たり7千円で民間業者と委託契約を結んだという。
焼却処分にかかる委託費について、町の担当者は「月々で変動するため、予測するのは難しいが、今月は975万円くらいを見込んでいる」としている。
葉山町クリーンセンターの焼却能力は日量約40トン。ダイオキシン類の排出基準値は排水1リットル当たり10ピコグラムだが、10月14日の測定で11ピコグラムを検出。測定結果が判明した11月25日から、県の指示に基づいて焼却炉の運転を停止している。
出典:カナロコ